徒然草−日々思う、あんなこと、こんなこと。−

*十一段*<風林火山を少し離れてみる。>2007.10.2

 大河ドラマ「風林火山」が佳境に入ってきた。川中島の合戦の一回目が始まっ た。視聴率も良いと聞く。原作、脚本、演出、音楽そして役者、すべての総合力 の結果であることは言うまでもないのだが、誠、信、義という現代の我々が忘れかけているものを呼び起こしてくれる登場人物の魅力にも惹かれる。 知略に長け策略を駆使し敵方を落とす山本勘助が生涯を通して由布姫には純粋の想いを貫き、信玄には忠義を貫く。その人間の奥深さ・・・。無骨に、しかし鮮烈に信玄を支えた重臣・板垣など、このドラマの登場人物の多くが人間の持つ多面性を持って描かれる。従ってどの人物の言葉や行動、生き方に共感し納得をすることができる。後味が悪くないのだ。  
 それにしても、ひたすら毘沙門天を信じ、大儀と正義を拠り所に戦をする長尾影虎がすごい存在感だ。幾多の戦いに敗れたことが無いという。演ずるガクトがその雰囲気にぴったりはまっている。越後の毘沙門天、つまり上杉謙信が登場するときの琵琶の音色、これにもはまる。
 登場人物と自分を比較したり重ね合わせたり、生き方に共鳴したり・・・と、 風林火山にはまっている。

      
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