徒然草−日々思う、あんなこと、こんなこと。−
 


*百八十八段*<想い出の断層−62−>2008.12.4



 このところ、木々の色について書いている。都内に入るまでの電車からは、赤、黄色、茶色、白、と少なくとも五色の木の葉が目に入る。白はすすきの穂だ。秋と冬が混在している。これはそれなりに見ていて楽しい。去りたくない「秋」と、早く来たい「冬」のようにも思える。意志があるような気さえする。

 あるところに行くために、いつも同じルートで行くのだが、たまに違うルートを通ると、これはこれで面白い。今日は「蔵前」で乗り換えるために、地上を300b弱歩いた。知らない町並みを歩くのは新鮮だった。少し時間に余裕を持って、ルートを変えてみるのもいいかも・・・と思った。

 今日は写真を二枚撮った。一枚は文京区役所、昔の文京公会堂の建物だ。学生の時に、文京区役所の食堂には時々お世話になった。音楽会は文京公会堂・・・今はシビックホールと名前も変わり、区役所自体の建物が全く変わった。もう何年にもなるので珍しいわけではないのだが、今日は写真を撮ってみた。

 もう一枚は、このオレンジ色の四角いカバーだけでは何が何だか分からないだろう。これは地下鉄の出口近くにあった、文京区民センターのレストラン、たしか、「レストラン文京会館」という名前のレストランだった。そのショーケースがカバーの中身だ。海老フライやハンバーグやカレーやビーフステーキの見本が陳列されていた。
 何回か入ったことがある。私のなかのおいしいレストランだった。一人では入りにくいから、いつも二人だ。少しお金の余裕があるときに・・・。

 店のシャッターは閉められたままだが、ショーケースはカバーがかけられたまま、まだ存在している。そのまま頑張れよっ!と心のなかで言っていた。
 思い出が少しずつなくなるのを、ふと思うときに時間の流れを感じてしまう。私自身が今を頑張らねば・・・。



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