徒然草−日々思う、あんなこと、こんなこと。−
 


*二百四段*<雨の日の車内にて>2009.1.23

 晴天が続いた新年だったが、さすがに二十日も過ぎると雨が降ってきた。空気が乾燥していたので、その点では恵みの雨になった。
 学校では、インフルエンザによる学級閉鎖や学年封鎖のニュースが流れる時期でもある。ここ最近は学校でインフルエンザ予防接種をやらなくなってしまったことも、伝染力の強いインフルエンザが流行ってしまう一因になっている、という医師の話も聞く。

 日本では、何かがあるとどっと一つの方向へ向かうという習性があるように思う。予防接種も集団でやるから効果があがるのだと思うのだが・・・。医学の専門家ではないのでこれ以上書くのはやめよう。

 世界中が注目していたオバマ大統領の就任式がテレビ中継されていた。夜中ではあったが思わず見入ってしまった。核のボタンを押せるブラックボックスを常に側に携えるだけで、世界で一番大きな責任を持たざるを得ない立場だ。アメリカの歴代大統領の責任感の高さは「凄い」の一言だ。ブッシュ大統領もクリントン大統領もパパ・ブッシュもレーガンも、確か任期途中で辞任はしなかったように記憶している。わが国とは対照的だ。

 就任式の時に、音楽が効果的に用いられていた。Soul歌手の歌、ヴァイオリンとチェロとピアノとクラリネットの四重奏もあった。チェロはヨー・ヨー・マ、ヴァイオリンはパールマンか、あとの二人は誰かは不明だが、腕達者の演奏家が、人種を越えて演奏をする。そして、オバマ大統領はしっかりと演奏者の方を向いて聴いていた。またいつの間にかわが国と比較をしてしまった。

 新大統領は、翌日に五つの大統領令に署名をしたと報道された。間髪を入れずのスピードに感心した。

 しかし、欲望にまかせたままの資本主義はダメだと本当に思う。人間の欲望は果てしない。資本主義経済がだめなのではない、か・・・歯止めの効かない行き過ぎた資本至上主義がダメなのだろう。金融工学という言葉がいつから跋扈するようになったのか。

 ところで、また今日も雨模様だ。さすがに三日目になると、太陽が恋しくなる。昼間でも暗いのが少々気持ちが滅入る。この徒然草は日にちを跨いで書くことがある。今回はそのパターンだ。昨日、今日と電車のなかで書いている。適度な混み方のときは書きやすいが、混雑している時は当然無理だ。

 最近、電車に乗っても、食事をする場所でも、観光地でも、ほどほどの人の数がいいかな、と思えてきた。極端に少ないのも寂しいし、あまり人が多いのも疲れるし、で何ともわがままな感覚かもしれない。行列しながら食べるラーメンなどにはちょっと意欲が出ない。
 これは人それぞれか。

 そろそろ車内が混んできた。この文を書くのはこれくらいにしよう。



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