徒然草−日々思う、あんなこと、こんなこと。−
 


*二百十二段*<山への情熱…N市時代の同僚>2009.2.9

 N市で中学校の教師をしていた時の同じ音楽科だった同僚が、七日のねむの花の演奏を聴きに来てくれていた。教諭、行政職、管理職も経験し、定年退職した女傑だ。スクールオーケストラの合宿を信濃追分でやった時に引率でついてきてくれ、何日か目に急に「明日は浅間山に登山をしてくる」と言った人だ。用意周到に登山の準備をしてきていた。私と同行していたOB達は、趣味で登山をやっているのだろうという位の認識で、「行ってらっしゃい。麓まで車で送りますよ」と言って軽く送り出した。

 単独で浅間山に登り、偶然にその時に知り合った人と運命的な出会いをするのだが・・・。これ以上はこのことについては本人の承諾を得ていないので書くことはできない・・・うーん、残念だ。

 その人は、ブログを毎日更新している。本当に毎日なのが本当にすごい、と私は素直に感心してしまう。ただ、ブログとは日記だから毎日書くものだと言われてしまえばそれまでだ。しかし、やはり、私の感覚では毎日続けること自体が奇跡に近い。

 そして、それを読むと、いかに前を向いて生きているか、ということを思わざるを得ない。ちょっと年上の同僚だと思っていたのは大きな間違いだった。見習わなければならない。

 今では、浅間山ではなく、マッターホルンにまで足を延ばしているのだ。南米アコンカグアなんて7千メートルの山だ。同僚と呼ぶより、登山家と呼ばねばならないと思った。

 去年はオケの演奏会に来てくれた。何十年かぶりに旧友と時間と空間をともにすることができる。これは思いもしなかった演奏会の贈り物だ。

 舞台で表現する喜びを知ってしまうと、なかなかその魅力からは離れられなくなるともいう。私は指揮をする喜びか。そのブログへの書き込みの中に、七日の演奏会を聴きに来てくれた人の書き込みを見た。一人の人が、指揮がよかったと書いてくれていた。誰かもわからない人から褒められるのは意外とうれしいものだと、単純に喜んだ。



 二百十一段へ   二百十三段へ