徒然草−日々思う、あんなこと、こんなこと。−
 


*二百七十九段*<マインド・アイデンティティ>2009.5.12

 久しぶりに、学生時代の恩師と話をする機会が出来た。3時間・・・時間が短く感じられた。何かに取り組み、何かをなしえた人の話は面白いし、得ることも多い。しょっちゅうお会いできるわけでもなく、それゆえに今まで知らなかったことの話も多く、それも新鮮に感じた。

 驚いたのは、小説を書かれておられることだ。どこにその時間があるのか、文字通り多忙な方なのに・・・不思議でさえある。精神の柔軟さ、ある面での貪欲さ、などどれも私に欠けているものなので、はっと胸を突かれる思いがした。
 日本の、日本人の原点を見据えていることにも感動さえ覚えた。どの道でも先駆者の役割を果たした人間の奥深さをあらためて感じることが出来た。

 わたしの行動のもとになるマインド・アイデンティティを考えた時に、この恩師の目に見えない力を感じてしまう。
 物理的にとか数値では計れないほどの力とよりどころを与えてくれる存在・・・これこそが真の教育者だといえるだろう。
 ふりかえると、そのような力を持った教育者があまりにも少ない、と思わないだろうか。
 私にはそのような人が「いる!」と思えるのがこの上ない幸福だ。



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