徒然草−日々思う、あんなこと、こんなこと。−
 


*二百八十一段*<合唱の家 おおば>2009.5.17

 合宿の思い出として、白樺湖の「ホテル朝霧」と信濃追分の「軽井沢ミュージックセミナーハウス」でのことは書いてきたが、「合唱の家おおば」のことはまだだった。河口湖の湖畔に瀟洒な建物が建っている。初めて利用したのが30年近く前になる。合唱団のための施設として作られたのが、自らも合唱指揮者であった故・大庭三郎先生だ。

 私が利用したのはスクールオーケストラの合宿だった。このときの生徒の何人かが、すでに中堅のプロの演奏家になっている。このときは人数も多く、貸蒲団の手配をいただきホールにも布団を敷いて生徒が寝たりもした。それがきっかけで、そのOBのオケでも利用させていただいた。10年は続いたのだが、今からちょうど10年前に合宿が無くなってしまった。今日はホームページを開いてみた。

 今は息子さんが立派に三郎先生の跡を継いでおられる。息子さんも音楽学校卒、奥さまも音楽大学卒、お二人とも優しい人だ。音楽専門とは思えないくらいの接客上手だ。合唱指揮者の大庭三郎先生は、少々怖かった。大きなまなこでグイッとにらむ(すみません・・・)。千葉県での国民文化祭に、山梨県の代表として三郎先生指揮の「コール白樺」に出演していただいた。私が千葉県庁で文化行政に携わっていた時の事だ。それが平成3年・・・懐かしい。

 いまの奥様の料理の味が抜群だということは、当時の団員たちも異口同音に語っていた。ホテルや旅館の味にも勝る料理を出してくれるのだから、印象にくっきりと残っている。
 今度うかがえる時が来るのは、いつになるのだろうか。

 合宿で利用させていただいた施設は、前記の二か所に加え「合唱の家おおば」「北軽井沢ミュージックセミナーハウス」「ホテル大橋」「民宿 魚赤」「ホテル アルカディア」「梅や」「福田屋」などを思い出す。この中の三つが今はすでにない。時の流れの為せることとはいえ、さびしい限りだ。考えて見れば一番数多く利用させていただいたのが「合唱の家おおば」ということになる。なつかしいわけだ。



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