徒然草−日々思う、あんなこと、こんなこと。−

*二十九段*<メッセージ>2007.12.31

 今年で20回を数えるNHKの全国高専ロボコンの総集編をみた。もう20回になるのだと、時間の速さを感じると共に、20回までの歩みを振り返る映像の中に教えられることがいくつもあった。
 他人や他の世界から教えられることはもちろん今までも経験し、学ぶことは年齢や人生経験の多さとは必ずしも比例しないことはわかっているつもりだ。

 それにしても、ロボコンの決勝大会に出場してくる若者がいかに輝いて見えたか。年齢の多くは二十歳前後だろう。
 そして、20回を数えるということは第二世代が出場者になっているという事でもある。テレビの画面でロボコンを見た中学生が高専を目指し、その中からまた出場者が現れる。このことにも心をひかれた。
   すでに、初期の出場者は40歳を迎え企業や研究所の研究員として社会に貢献をしている。その人達からのメッセージがまた素晴らしい。
 多くは、不可能だと思って諦めない事、失敗の積み重ねは無駄な積み重ねではなく、成功への積み重ねであること、諦めない根性と、仲間とのチームワークをあげていた。そして友達や尊敬できる恩師を持てたことへの感謝の言葉を述べていた。
 中には、ドイツ留学を経て、ドイツへの残留を求められたのに、日本に戻り、高専の准教授になり、教え子と一緒に指導者としてロボコン大会に出場している人もいた。

 勝つことよりも、記憶に残るロボットを作りたいという。

 自分が果たして受講者の記憶に残る指導をしているのか、聴衆の記憶に残る演奏をしているのか。
 自分自身を振り返ると同時に、記憶の残る指導のできる者になり、指揮をすることのできる人間になりたいとひたすら思った。   

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