徒然草−日々思う、あんなこと、こんなこと。−
 


*三百十四段*<車窓から…>2009.8.6



 電車から外を見ていた。稲がほんの少しだが黄色っぽくなってきた。昼間に電車に乗り、車窓からぼんやり景色を見るのはなかなか乙なものだと思う。たまにしか乗らない路線だと特に楽しさが増す。電車自体の乗り心地も違うし、乗客も雰囲気がそれぞれ微妙に違う。私鉄は地元の足なのだろうと納得だ。

 駅の間も短いし、線路と家があまり離れてない路線も国鉄・今はJR・・・に比べれば遥かに多い気がする。
今回の久しぶりの写真はある駅の飾り付けだ。駅ナカは大体殺風景なのだが、この飾り・・・多分七夕の飾りだろう・・・で降りた時に気持ちが和んだ。

 鉄道は不思議な存在で、バスにもいろいろな型があるのだが、鉄道ほどにはマニアはいないように思える。鉄道車両の方が長くつかわれるということもあってか愛着が強いようだ。敷かれた線路の上しか走れないのに、なぜか生命力を感じさせる。

 路面電車もバスよりもかなりの存在感を示す。いろんな意味でスローな感じがする。スピードも鐘のチンという音の合図も。広島市か松山市かの路面電車は全国各地で使われていた車両をそのまま使っていた。それはかなり楽しくなる場面だった。都内を走っていた都電が車両がそのままで別の県を走っているのだから。

 稲穂の色から電車に話が飛んでしまった。
稲穂の色も微妙に季節のうつろいを感じさせるが、夜の虫の鳴き声も、遠くに秋の到来を予感させる。そして蝉の亡きがらが目につくのもそろそろだ。

 こうして、知らないうちに夏が終わる。

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