徒然草−日々思う、あんなこと、こんなこと。−
 


*三百二十二段*<演奏会直前…つれづれなるままに>2009.8.19

 ボルト・・・男子200メートル走、世界新記録、世界陸上大会6日目。ベルリン・オリンピック記念競技場が燃えているという感じだ。

 明後日が指揮なのに、音楽のことをここに書かずに陸上の話題とは・・とも思うのだが、人とは思えない「人」の姿は圧巻だ。絶句の連続といってもいいだろう。

 日ごろの練習と本番の集中力、といってしまえばあっけない表現だ。私には理解不可能な程の努力と持って生まれた才能の結実か。すべてに、「才能」という生まれつきの能力があるのだとつくづく思う。

 CМで、「この道」が流れていた。画面に見入った。娘さんとヴァージンロードを歩く父親が映り、場面がその子の小さい時に手をつないで歩いている姿に変わる。幼い娘さんが泣いている。手をつないで歩いているおとうさんに、泣きながら「おとうさん ありがとう」という。想いが大きく膨らむ。
 好きなCМになった。泣きやまない赤ちゃんを抱いてあやす祖母の場面のバージョンもある。これもいい。

 実妹が結婚した時の披露宴の情景が思い出された。新郎の父親はすでに他界されていた。私の実父、つまり新婦の父親が、お礼の挨拶を述べた。日頃冷静な父が言葉を詰まらせた。私もなぜか胸が詰まった。父の持つ熱い心を初めて感じた時だった。

 時の経過を思った。その時に私はまだ20代、鮮明に脳裡に残っている情景だ。しかし、その時の父の年齢に段々近づいてきていることに、驚きも含めて時間の経過の速さを、しきりに実感してしまう最近だ。

 メンデルスゾーン・・生誕200年、ブラームス・・生誕176年、ともに交響曲の第4番、二人の代表的なシンフォニー・・指揮をするのが楽しみだ。オーケストラのメンバーはどんな演奏をしてくれるのだろうか。

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