徒然草−日々思う、あんなこと、こんなこと。−

*三十四段*<想い出の断層−16−>2008.1.9

 「川は流れる」
 三橋美智也から「寒い朝」そして「川は流れる」と歌謡曲の想いでの断層が三つになってしまった。
 
 「川は流れる」は中曽根美樹さんという歌手が歌っていた。

 ・・・病葉(わくらば)を今日も浮かべて、街の
谷 川は流れる・・・ という歌いだしだ。
高校生のころか、中学生のころか時は定かに思い出せないが、風邪で寝込んでいたとき枕元のラジオからこの曲が流れてきた。一回聴いただけでこの曲が好きになった。

 ・・・ささやかな 望みやぶれて 哀しみに 染まる瞳に 黄昏の 水のまぶしさ・・・ と歌詞が続く。かなしい歌詞なのだが少しだけ希望を持たせてくれる曲だった。歌う中曽根美樹さんが三拍子系のこの曲を、朗々と張りのある声で、しかし哀しみを込めて歌っていた。

 ・・・思い出の 橋のたもとに 錆びついた 夢の数々 ある人は 心つめたく ある人は 好きで別れて 吹き抜ける 風に泣いてる・・・
 メロディーにも惹かれたが歌詞にも惹かれた。

 町の中を流れる川にはそんな思いも一緒に流れていたのかも知れない。オールウエーズ三丁目の夕日の情景だ。

 文化振興財団の畏友O君達と伊豆の吉奈温泉に行った時だ。二次会の会場にカラオケがあり、歌えーと彼らに命じられてしまった。そういうときはカラオケでは無いような曲を言って難を逃れる。そのときもその手を使いおそらくないだろうと思って、川は流れる と言ったら何とこの曲があり、仕方なく歌ったのだが、O君からは、なに、この暗い曲、、、と酷評された懐かしい思い出の曲でもある。

 

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