指揮者 Conductor
高橋 利幸 Takahashi Toshiyuki


徒然草−日々思う、あんなこと、こんなこと。−
 



*四百九段*<3月の終わり…つれづれなるままに>2010.3.20

 今日の風は強すぎる。電車が運休だ。関東地方の電車が強風で止まることは滅多にないのだが。本格的な春の前触れだと思えば思える。それでも日本海側ではまた雪だとは。3月の終わりのころはなぜか毎年気候が定まらない。

 カナダではオリンピックの後のパラリンピックの真最中だ。アイススレッジホッケーでは決勝戦に進出。アメリカとの闘いだ。スポーツの場面では体格、体力の違いを否応なく感じることが多い。これは民族性とか遺伝子の関係なのか、仕方がないと言えばそれまでだ。

 試合前の審判が笑顔で最後の確認を両チームにしていた姿が印象的だ。誰にでもある「優しさ」だろうか。この段を書いているうちに結果が出ることは時間的に難しいか。10で負けている状況だ。自国のチームを応援するのは自然な心の発露として誰もが認めるところだろう。パラリンピックの選手の特徴は心と体の強さだ。すでに何かを失っていることの強さだろうか。

 3月も終わり近くになるとテレビドラマの最終回が多くなる。「不毛地帯」「ハンチョウ」「コードブルー」この三つは私の好きなドラマだった。いつもの通り、リアルタイムには見ることができないことが多いので大抵は録画だ。単発の松本清張の「霧の旗」ではモーツァルトのレクイエムの音楽が効果的に使われていた。相変わらず「眼ぢから」の強い俳優の存在感が圧倒的だ。
 コマーシャルではベートーヴェンの7番のシンフォニーを耳にする。名曲の不滅の力だ。

 いつものようにまとまらない「段」になってしまった。ところで25日が本番の「皇帝」のソリストはまだ24歳になったばかりの若者だ。さりげなく、自然に、力むことなくピアノを弾く姿に感心をしながらの指揮だ。同じころにホールデビューをした自分はいかに力んでいたのかと、反省の想いを強く持つ。持って生まれた才能を十分に生かしてほしいと願う気持ちが強くなる。時々、音楽の才能をあふれるばかりに持っているものが、違う職業に就いたり(それも、特にその人間に向いているとも思えない)、逆にそれほどの才能はなさそうな人が音楽の道を歩んだりしている事実を目の当たりにする。これが人間だとも思えるし、なんか変だな、とも思えるし・・・いまだに「さっぱり わからん・・・」の私の周りの状況だ。

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