徒然草−日々思う、あんなこと、こんなこと。−

*四十二段*<県民合唱団のロ短調ミサ曲−1−>2008.1.31

 ロ短調ミサ曲のソリストとの合わせが終わった。来る2月24日(日)千葉県文化会館で開催されるバッハのロ短調ミサ曲の本番に備えてのものだ。

 五人の声楽のソリストの方たちとの初顔合わせだ。千葉県文化振興財団が主催するこの演奏会は、14年の歴史を持つ。最初の時がモーツァルトのレクイエムだった。阪神淡路大震災の年度の事業なので格段の思い出がある。その時も演奏前に黙祷を捧げた。2月の最終日曜日に行われた。改めて鎮魂の思いを捧げたい。

 さて、声楽のソリストだが、主催者が決めて委嘱する年とオーディションで選出される年とがある。今回はオーディションでの選考だった。ソリスト同士も指揮者とも初めての出会いとなる。胸がときめく時だ。

 初顔合わせだが、順調にいった。皆さんの誠実な人柄と、蓄積された技術を備えた人たちとの出会いになったことに安心もし、さらに演奏への期待も高まった。何よりも、音楽が好きで、音楽にひたすら奉仕するという姿勢を感じるのがうれしい。芸術が人間の営みであることを思えば、その人の音楽への思いの深さや強さが望まれるのは言うまでもないことだ。

 県民合唱団は毎回250名を超える人たちが集まる。年齢、経験、思いは一人ひとり違うのは当然だ。半年以上の間練習に励む。主催の担当者の意欲も相当なものだ。各パートにパート練習用のCDも作る。俗に言う丸投げの公演ではない、手作りの公演だ。毎年の担当者の方には言葉ではいい尽くせない感謝の気持ちで一杯になる。

 曲に触れるまえに、前段でどうしてもこの演奏会そのものについて書かねばならなかった。このロ短調ミサ曲は、団員アンケートの中で、歌いたい曲の上位を占めていた。演奏の実現にはなかなか至らなかった。その団員の思いを受けての今度の演奏会だ。否応なく心も高揚する。


 

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