徒然草−日々思う、あんなこと、こんなこと。−

*四十六段*<想い出の断層−21−>2008.2.7

 高校時代を思い出してみた。音楽の部活動に関すること以外に思い出せることが少ないかもと思う。楽しい思い出がないからか。心の揺れが大きいことが原因かもしれない。小・中とまあまあ模範的に過ごしてきた。思春期の反抗心や自由へのあこがれが強かったとも言える。

 先生方には反抗していた。扱いにくい、嫌な生徒だっただろう。とにかく規制を嫌った。高校は規律や勉強に厳しい学校だった。それもあるのだろう。生き方がわからない不器用な高校生だった。いろいろなことが重なり急に学校生活に嫌気がさした。先生方の嫌な面だけが目につくようになってしまった。時に無気力になり、時には活発に活動したり・・・。

 背伸びして、格好をつけてニーチェを読んだり、トルストイやスタンダールの本を買ったりしてた。自分で自分が理解できないそんな私を救ってくれたのが、数学のK先生と音楽の高橋政江先生だった。二人の先生が私の理解者だった。心が通じることに満足した。

 この10代後半から、20代前半に掛けてがいま思っても支離滅裂だ。なぜあんなことを考えたのか、なぜあんな行動をしたのか振り返っても理解が難しい。

 いま、その頃と同じ年代の青年前期の世代の心の揺れが何となくわかるのは、その時の経験が生きているのかもしれない。その年代は右に行ったり、左に行ったり、前進したり、後退したり、何でもありでよいのだ。そうしながら、己の進むべき道が少しずつ見えてくる。人生で必要な時間だったのだと考えるようにしている。

 そんな高校生活のなか音楽への思いが膨らんで行く。


 

 四十五段へ   四十七段へ